■ CREOLE FLYRODS 渓流
<CREOLE RODS 物語> その2
8 0” #4/5 − 4Pc
この携帯性にも優れたマルチピースモデルは
ビギナーにとっては、“はじめの一本”として、
渓流を中心に管理釣場やチョットした止水までカバーでき、
オールラウンドに楽しめる特性を持っている。
ベテランにとっても、私も含め、日本国内の渓流はモチロン、
海外のトラウトを狙う時にも、
忘れずに必ず持って行きたくなる「欠かせない」アイテムだ。
頭上の枝を心配する事の無いチョッと開けたいわゆる「里川」で、
ロッドの長さ以上のラインを出して釣りたい時、
4番ラインのパワーとややハリのあるアクションは、
特にキャスティングもままならない頃の初心者にとっては、
3番以下のライトラインよりラインの重みによって生じるロッドの“しなり”が判り易く、
タイミングが取れ、断然快適で扱い易い。
中、上級者にとっても、
イブニングの「フライを見失いがちになる」
正に絶好の時間帯に、
大物狙いの#8〜#12の大型ドライフライを、
バシッと狙ったポイントに打ち込める“正確さとパワー”を合わせ持つこのモデルは、
まさに「思い通りの釣り」を可能にしてくれる。
このロッドのおかげで、私自身も、毎シーズン、
一体、何匹の30㎝オーバーを仕留められただろう。
真夏、
長野等の山岳渓流で狙う天然の岩魚は、
放流された魚と違いヘアーウイングの
大型フライに迷わず飛びかかる反面、
人の接近には敏感で、
やや遠くからラインを長めに出して、
周りの岩や川岸にラインを置いて
ドラックを防ぐアプローチを強いられる。
増してや、
先行者がいない事の方が不思議な昨今では、
対岸のオーバーハングした岩のエグレや
枝の下などの
キャストするのが難しいポイントに逃げ込んで攻めあえぐ。
しかし、
標高が高いため、
ヤブに覆われてない「周りが開けている」ことも幸いに、
チョット遠目から、
ココがピタッと狙えるラインスピードを作り出せ、
ピンスポットを狙えるループコントロールに長けたロッドがあれば、
かえって
「自然が作り出してくれた禁漁区」で釣っている様なもので、
次々とフライに飛出してくれる。
大型ヘアーウイングフライをブッシュの下へ打ち込めるパワーは、
しなやかながら、
止水での30ヤードフルラインキャストをも、
楽にこなしてくれる。
<まだまだ話はつづく・・・>
適合ティッペト 3X以下
適合フライサイズ #8〜ミッジサイズ
適合フライライン 浮き釣り—DT4F、渓流—WF4FかPW4F、
管理釣場や山岳渓流、対岸を狙う時等、
長めにラインを出したい時—WF5FかPW5F.
止水でシンキングラインを使用する時は、
ユニフォームシンク等、
真っ直ぐに沈むタイプの(Ⅰ)か(Ⅱ)を
先端から8mでカットして、
ランニングラインを繋いだシューティングヘッドシステムにする
止水でのウルトラライトロッドとして、
イブニングに大型フライを使用した大物狙いに。
茶色く濁り増水した川での「浮き釣り」に。
もっと増水した、
濁流の近くの管理釣場(止水)でお茶を濁す時にも。